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森島酒造さんに行ってきました

2015/04/25
入荷直後から大好評を頂いてます茨城県日立市の酒「大観」の蔵元、森島酒造さんに行ってきました。

森島酒造さんは歩いて30秒もすれば太平洋に出るくらい海のそばに蔵があり、住宅が立ち並ぶ中に蔵があります。
元々水が良く、米がよく取れる地域であったのが森島酒造さんが出来た経緯だそうです。
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今回蔵をご案内頂いたのは専務で杜氏である森嶋正一郎さんです。
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9年ほど前の31歳の時に南部杜氏の資格を取得されたそうです。
どうすれば良い酒が出来るか、手に取って美味しいと思ってもらえる酒が出来るか、そのことを非常に考えられている姿勢が強く感じられる方でした。
森嶋専務が酒造りの世界に入られた時、酒類の小売り免許が緩和され様々な所で酒が売られるようになっていた時期で商品も問屋経由で出していたそうです。
そのままの酒造りでは価格競争に巻き込まれ、蔵を続けていけるかという不安があった中で品質の良い酒を造る方向に舵を取り現在の大観というお酒が出来あがったそうです。


品質の良い酒というのは
1、その酒の品質
2、ラベル等の見た目
3、価格
4、蔵の姿勢

この4点が優れている酒だと考えておられ、お話を伺う中で非常に納得出来るものでした。
特に4番の蔵の姿勢というものは強く感じられ、大分で上手く販売できているか、お客様からの反応はどうかといった商品としての出来をより高めたいという思い、より良い酒を造るための積極的な蔵の設備投資など、良い酒を造りたいという強い気持ちがひしひしと感じられました。


2011年の震災で浸水こそ大きな被害は無かったそうですが、戦後すぐに建てられたという建物は大きな被害があったそうです。
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角の緑色の鉄骨は補強のために建物の内と外から取り付けられているもので、壁の白くなっている所は全てヒビが入り補強した個所だそうです。
この他にも蔵の至る所で補強や立て直した個所などが見られました。


震災のあった頃は良い酒を造るために蔵としても大きく動きたい頃であったそうです。
震災で大きな被害も出ているのに酒造りなどして良いのか、また良い酒をつくるための設備投資をしたいのに建物の修繕に資金を使わざるを得ないなどの葛藤や苦悩もあったそうです。

しかしそんなご苦労の中、今年の造りの前には麹室や酒の搾りの機械を新しくされるなど良い酒を造るために大きく手を入れられておりました。
その甲斐もあってか地元の以前よりお付き合いのある酒屋さんに昨年の酒より今年の酒は更に良くなったとお褒めの言葉も頂けていたそうです。

新しくなった麹室
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熱膨張に強いベニヤ板を貼り、断熱性に優れた造りの室だそうです。


新しくなった搾り機
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なんとこの搾り機がある部屋全体が冷蔵庫になっており、冷蔵の環境で搾りが出来るという凄い設備です。
正直ここまで設備はなかなか見たことが無いです。


手に取って美味しく飲んでもらえる良い酒を造るために、まさに今も手を尽くしている。
そんな思いを強く感じる蔵訪問でした。
来年、再来年はまたより凄い酒を造ってくれるのではという期待を強く持たざるを得ないです。

最後になりましたがお忙しい中お時間を割いて頂きました森嶋専務ありがとうございました。
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19:26 蔵元訪問記 | コメント(0)
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